2021年06月04日 1676号

【検査されない訪問ヘルパー 誰でも無償で≠求める 大阪・寝屋川】

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 大阪府寝屋川市では、「市民と平和自治の会」などが介護現場の実態をもとに市に粘り強くPCR検査拡大を求めている。当事者に思いを寄せてもらった。

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 私は寝屋川市で訪問介護ヘルパーをしています。現在PCR検査は、特別養護老人ホーム等の職員にはされていますが、訪問介護ヘルパーには1回も実施されていません。

 2週間に一度PCR検査を受けている施設でも、その検査と検査の間に家族が発病して自分が陽性と分かった人もいます。介護の仕事をしていて、自分が感染していることがわからず、利用者様にうつしてしまうのではないかということが一番心配です。頻繁に検査を受けられればと思います。

 ほかにも、障がいを持つ方々の通う施設や、保育所、学校の職員も同じ思いだと思います。自治体によっては、誰でも何回でも無償で検査が受けられ、広島市では薬局で検査キットがもらえたと聞きました。感染を防止するには、多くの人にPCR検査をして、陽性の方には生活保障をして安心して休んでいただくのが一番だと聞いています。

 寝屋川市でもそうした取り組みをしてほしいし、要求もしていかなければと思っています。

(大阪・寝屋川市 小峯和子)
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