2021年06月11日 1677号

【東アジアの平和、新基地阻止へ/ZENKOスピーキングツアー始まる/広島から韓国、沖縄と結んで】

 「東アジアに平和を!沖縄の辺野古新基地建設阻止、日米韓軍事一体化を許さず韓国、沖縄と民衆を結ぶスピーキングツアー」(主催―ZENKO=平和と民主主義をめざす全国交歓会)が5月30日、広島会場や沖縄からオンラインで発信され、約100人が視聴してスタートした。

 沖縄から基地建設反対の最前線で闘う7人が集う意義が基調で確認され、韓国・ソソンリのミサイル配備阻止闘争の現地からの動画を上映。連帯を固めた。

 沖縄から上間芳子さん(沖縄平和市民連絡会)は、新基地建設阻止の現場の闘いを語り、重要土地規制法案に警鐘を鳴らした。

 広島からの報告は新田秀樹さん(ピースリンク広島・呉・岩国)。「広島はもう“国際平和都市”ではない」と切り出した。2017年、呉基地に空母化予定の護衛艦「かが」が配備され、自衛隊が総合基地化していることを指摘する。「米軍岩国基地(山口県)は720ヘクタールも拡張され、2010年から新たな滑走路が大規模な運用開始となり、騒音被害を生み出している。国からの「再編交付金」が県に年間50億円、岩国市に20億円給付され、反対の声は広がりにくい状況だが、運動を強めていく」と決意が語られた。

 広島からの行動提起として、とりわけ▽ZHAP(ZENKO辺野古プロジェクト)の賛同署名を集める。▽「ZENKO参加団in広島」企画として、6月19日に講演会「在日コリアンから見た被爆地広島」を、オンライン配信で成功させるなどが強調された。以降、集会は6月6日大阪まで全国6会場で行われる。

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