2021年06月18日 1678号

【若者らが世界への訴えと地域の行動を発信 東京(神奈川)】

 6月3日の東京(神奈川)集会は、緊急事態宣言延長のため会場を横浜市の鶴見駅前ホールに移して開催された。オンラインを含め参加者は計157人。

 ZENKOの河辺友洋さんが、世界中に呼びかけるZHAP賛同運動と朝鮮戦争を終わらせる世界1億人署名運動をアピール。沖縄ドローンプロジェクト奥間政則さんもZHAP呼びかけ人として協力を訴えた。

 地域からの報告と活動方針では、ZENKO東京南部地域が「品川区にPCR検査拡充を2度要請したが、ゼロ回答」と憤る。横浜パレードを成功させた「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」の若いメンバーの発言を受け、同会・青島まさはるさんは「横浜市長選挙でカジノ反対候補の当選を」と強調。絵描きの山内若菜さんも平和への思いを込めた地元での個展「はじまりのはじまりin藤沢」(6/15〜6/16)を紹介した。若者の力が発揮された集会となった。

沖縄ドローンプロジェクト 奥間政則さん/不正を暴く市民を弾圧/重要土地規制法を許すな

 ZHAPには技術屋として分かりやすくDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)に説明するために入った。辺野古には弾薬庫、高さ制限、軟弱地盤・汚染水(濁り水)とホープスポットの環境問題が、本部(もとぶ)町塩川港ではダンプ積み込みから自走式コンベアーで運搬船に直接積み込む埋め立て加速を県行政が承認してしまった問題がある。

 南部の土砂採石場は、ドローンで見ると虫食い状の白い部分が20か所。北部の安和(あわ)鉱山は山が切り崩され、誰もが分かるが、南部は山らしい山がなく、深さ30bくらいまで掘り下げている。道からは屏風(びょうぶ)みたいな形しか見えない。ドローンを飛ばしたら、反対側にも採石場。多くの人が自然破壊に気付いていない。

 塩川港でドローンを飛ばすと警察が囲み「お宅は許可とってますか」、辺野古で飛ばすと名護署警備課が弾圧。「公共工事に不正があってはならない」と闘う。

 政府は「ドローン規制法」で、自衛隊基地などの周囲約300b上空のドローン飛行を原則禁止。昨年8月、シュワブ(辺野古)・ハンセン・嘉手納・普天間・瑞慶覧(ずけらん)の在沖米軍5基地も適用施設に指定した。違反に懲役1年・罰金50万円の刑事罰が科される。

 次にきたのが「重要土地調査規制法案」だ。「機能を阻害する行為」として命令し、従わないと懲役2年・罰金200万円。宜野湾や伊江島はほとんど対象地域になり、反対運動はすべて対象になる。廃案にしなければならない。

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