2021年07月09日 1681号

【老朽美浜原発をうごかすな 仮処分申し立て 関電に連続抗議】

 福島原発大事故から10年。福井県高浜・美浜の老朽原発が稼働へ大きく動きました。美浜3号機再稼働直前の6月21日、大阪地裁に「老朽美浜3号機運転禁止仮処分申し立て」が30人以上の支援者とともに行われ、私も連帯参加。申し立て後の会見で、井戸謙一弁護団共同代表は「10月25日のテロ対策工事期限前までに止めることを目指す。特に危ない老朽原発であることをアピールするものだ」と意義を語りました。原告の1人、地元若狭町在住の石地優さんは、関電前プロジェクトの反原発交流会(7/11)で講師をされます。

 再稼働の6月23日には、多くの方が美浜現地で闘っていることに応え、関西電力本店前でも行動。いつもと違い午前10時に起動されたので「動かすな!」の最後の訴えはできなかったのですが、午後に10人ほどで抗議の声をあげました。25日の関電株主総会に対しても抗議を突きつけました。

 事故の責任がとれないことはフクシマでわかっているのに何故そこまでして動かすのか。原発地元の方と繋がりながら、一緒に考えてさらに運動を進めていきたいと思いました。

(ZENKO関電前プロジェクト・安井賢二)



東電株主総会スタンディング

 東京電力ホールディングスの株主総会は、脱原発株主216人が提案した「住民を加えた汚染水処分協議委員会の設置」「柏崎刈羽原発の再稼働中止」「福島原発事故の賠償責任貫徹」など8本の議案をすべて否決し、わずか2時間10分で終了した。(6月29日、江東区有明・東京ガーデンシアター)

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