2021年09月10日 1689号

【提言の久保校長に文書訓告処分 抗議・撤回要請、質問書を提出】

 8月27日、朝日新聞に「『平凡な校長』の直訴」と題する大阪市立木川南小学校久保敬校長のインタビュー記事が掲載され、週刊金曜日にも「松井大阪市長批判に賛同する保護者ら255人が意見書 市教委、提言校長に文書訓告」という記事が掲載されました。8月20日に大阪市教育委員会が久保校長に対して「文書訓告」を発令したことで、抗議はさらに広がりを見せています。同じ27日には、市民有志によって「久保校長の訓告処分撤回!大阪市役所前抗議行動」が呼びかけられました。

 私たち教職員なかまユニオンは5月25日、「久保敬校長の『大阪市教育行政への提言』を支持し、市長と教育委員会がこの『提言』をしっかり受け止めることを求める要請書」を提出。7月20日には、大阪市教委との市民団体協議で「久保校長に対して、懲戒処分はもとより服務上の措置も含めた一切の『処分』をしないこと」を強く求めてきました。にもかかわらず市教委が文書訓告処分を強行したことに、抗議行動に参加して怒りを表明しました。

 マイクアピール、ビラ配布で1時間抗議。市教委広聴担当係長に「久保敬校長に対する『文書訓告』に抗議し、撤回を求める要請並びに質問書」を提出しました。回答を受け次第、国際機関CEART(セアート)(ILO―ユネスコ合同の専門家委員会)への大阪市の不当対応例&告も展望し、市民協議で追及したいと思っています。

(教職員なかまユニオン・松田幹雄)

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