2021年09月24日 1691号

【政権交代へスタートラインに立つ/戦争・コロナ無策の政治を変えよう 総がかり全国交流会 300人が視聴】

 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)と野党4党(立憲民主・共産・社民・れいわ)が政策合意した翌9月9日、総がかり行動実行委員会第3回全国交流会がオンラインで開催され、300人が視聴した。

 安保法制・戦争法反対の大衆運動の高揚、市民連合結成から6年、毎月19行動を積み重ねてきた総がかり行動実行委員会・共同代表の小田川義和さんは「自民と野党共闘との明確な旗印が立ち、本当の政権交代が最大争点になる初の総選挙を闘うスタートラインに立った」と開会あいさつ。

 同じく共同代表の藤本泰成さんは「市民社会は変わろうとしている。若者の言葉に政権への批判、厳しい経営の飲食店に怨嗟(えんさ)の声があり、性的マイノリティ、朝鮮学校の子どもたち、ニューカマーの外国人が声を上げている。総選挙で社会を変えていかなくてはならない」と提起した。

 市民連合を代表し法政大学教授の山口二郎さんは「今回、本格的に小選挙区で与党対野党連合の一騎打ちの構造ができることは画期的。全国各地の市民の思い、熱意が国政政党を動かした」と連帯あいさつ。 

 北海道・岩手・横浜・大阪・鹿児島と全国から報告が続く。「ライフスタイル・通勤時間にあわせた動画作成の工夫をしている」(北海道)「宝の島が巨大な要塞になるが、政府防衛省に鼻であしらわれてしまう。国の政策を変えるしかない。オール鹿児島会議が動き始め、4区政策協定だけでなく1〜3区も応援する」(馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会)

 共同代表の高田健さんは「2度あることは3度ある。安倍・菅が放り出しメディアジャックでできる自民党新総裁も短命に終わらせる。市民連合と4野党を支え政治を変えよう」とまとめた。

 
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