2021年11月26日 1700号

【沖縄・南西諸島 最前線の9人が発信 ともに戦争止めるZENKOスピーキングツアー】

 岸田政権は民意を無視し、沖縄・辺野古新基地建設や南西諸島軍事要塞化を加速しています。しかし、沖縄の人びとは、諦めずしなやかにしたたかに闘い続けています。「2021ZENKOスピーキングツアー」では沖縄現地の最前線で闘う9人のゲストが最新の情勢や闘いを報告。全国に発信します。

 辺野古、大浦湾では、豊かな海が壊され埋め立てが続けられています。東恩納(ひがしおんな)琢磨さんは、ジュゴンの海を守るため、移植が強行されたサンゴの定点観測などの活動を続けています。

 埋め立てに遺骨を含む南部の土砂を使うな―具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さんの呼びかけに、全国の自治体で反対意見書が上がっています。

 焦点の埋め立て設計変更申請の不承認。土木技術者である北上田毅さん、奥間政則さんは、最新の辺野古の問題点、完成が見通せない理由を明らかにします。

 そして、ゲート前や積み出し港、高江での不屈の闘いは、上間芳子さん、山城博治さん、清水暁さんから。

 南西諸島の軍事要塞化に対して粘り強い抗議が続いています。11月14日、宮古島の弾薬庫へのミサイル搬入が強行されました。子どもたちの未来に平和な島を、と活動する楚南有香子さんから最新の報告があります。石垣島には570人規模の陸上自衛隊ミサイル部隊配備が狙われています。農業に従事しながら嶺井善(まさる)さんは、水や環境を破壊する配備計画に抵抗しています。

 12月5日の大阪集会には、米国からDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)がオンライン参加し、ZENKOと共同で進めるZHAP(ZENKO辺野古プロジェクト)運動の到達点と今後の展望を共有します。

 戦争への動きを止めるのは市民の意思です。国際連帯の力で東アジアの軍事緊張を終わらせ、平和をともにつくりあげましょう。

(ZENKO共同代表・田中拓真)

沖縄の辺野古新基地建設、南西諸島の軍事要塞化を阻止しよう 沖縄・韓国・アメリカ民衆を結び東アジアに平和を! 2021ZENKOスピーキングツアー

◆11月27日(土)広島 14:00〜16:30 西区民文化センター
具志堅 隆松さん(遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」 代表)

◆11月28日(日)東京 14:30〜17:00 シアター1010(せんじゅ)
上間 芳子さん(沖縄平和市民連絡会)

◆11月29日(月) 滋賀 18:30〜20:30 大津市勤労福祉センター
楚南 有香子さん(てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会)

◆11月30日(火) 神奈川 18:30〜20:30 加瀬の貸し会議室 鶴見駅前ホール
東恩納 琢磨さん(名護市議会議員)

◆12月1日(水) 京都 18:45〜20:45 京都教育文化センター
北上田 毅さん(沖縄平和市民連絡会)会場にて講演予定!

◆12月2日(木) 兵庫 18:30〜20:30 西宮勤労会館
奥間 政則さん(沖縄ドローンプロジェクト)会場にて講演予定!

◆12月3日(金) 北海道 18:30〜20:30 札幌市白石区民センター
清水 暁さん(「ヘリパッドいらない」住民の会)

◆12月4日(土) 沖縄 18:30〜20:30 沖縄県男女共同参画センターてぃるる
山城 博治さん(沖縄平和運動センター 顧問)会場にて講演予定!

◆12月5日(日) 大阪 13:00〜16:00 エル・おおさか南館
嶺井 善(まさる)さん(石垣島に軍事基地を作らせない市民連絡会 共同代表)

※京都・兵庫・沖縄会場以外はオンラインでの講演となります。
主催;ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)
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