2021年12月03日 1701号

【初めての選挙応援/野党の共通政策を、世代をつなぐ営みへ/兵庫7区】

 選挙用語もわからない私が、野党統一候補・安田真理さんの選挙応援に、少しだけ携わりました。

 候補者ポスターへのシール貼り、選挙区の有権者への電話かけ、街頭行動への参加を通して、野党統一候補を応援する初対面の人々と、作業をすることの安心感は格別でした。

 シール貼りのさまざまなやり方を教えてもらい、候補者に関する話題、身の上話などを交えながら、弁当を食べ、「同じ釜の飯を食う」の心境でした。

 女性候補者への応援を宣言する電話ごしでの貴重な声。さまざまな意見とそれぞれの立場を表明する街角の光景。これらのことを体験して、あらためて思うことがあります。

 「スピード感」は、命を傷つけるだけで、結局は何も生まない。命の育みや生活者の暮らしを守ることに必要なことは、手間ひまをかける時間と、互いを尊重しあう信頼関係を構築すること。野党共通政策の提言は始まったばかりで焦ることはない。世代をつなぐ営みに通じることがらは、産みの苦しみを味わうものだから。

 (平和と福祉のまち西宮をつくる会・井上孝彦) 
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