2021年12月17日 1703号

【ブルーアクション 各地で/12・3官邸前に500人】

 玉城デニー沖縄県知事の新基地設計変更「不承認」を支持する「ブルーアクション」が広がっている。

 12月3日、オール沖縄会議の県民集会と同時刻の首相官邸前アクション(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会など主催)には500人が参加。実行委の木村辰彦さんは「決意を新たに全国で不承認支持の大きな声をつくろう」と呼びかけた。

 オール沖縄会議から共同代表の高里鈴代さんが電話でアピール。「25年前のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意の欺瞞があぶり出された。北部訓練場には6つのヘリパッドが。読谷(よみたん)の巨大通信基地『象の檻(おり)』はキャンプ・ハンセンへ。負担軽減を枕言葉に日米の軍事同盟関係をさらに強化するものだ」

 「平和をつくり出す宗教者ネット」の武田隆雄さんは、沖縄島南部の土砂を採取する業者が県の措置命令を不服として国の公害等調整委員会に取り消し請求した問題で「請求が認められれば、遺骨を含む土砂が埋め立てに使われる。12月16日の第1回審理に合わせ、『遺骨の尊厳を守れ』と声を上げよう」と提案した。

本土市民に問いかける

 4日は新宿駅南口で「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」が辺野古現地に呼応するスタンディング。行き交う市民に「沖縄に基地を押しつけている内地の人たち、どうか耳を傾けて」と問いかける。最後は歩道の両側に全参加者が並び、「清(ちゅ)ら海を元に戻せ」「直ちに工事をやめろ」とシュプレヒコールした。

スピーキングツアー滋賀集会(11/29)が呼びかけ、沖縄現地と「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委の12・3行動に連帯し「不承認」支持(大津市・膳所駅前)




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