2022年1月14日 1706号

【蒲田でも「おおた たすけあいひろば」/受け取る人の笑顔がよかった】

 前日25日には蒲田の大田区消費者生活センターでも「おおた たすけあいひろば」が行われ、約70人の来場があった。

 開始時刻前から行列ができ、密を避けるため整理券を発行して順に入室してもらう。無料配布したのはお米やレトルト食品、缶詰、野菜・果物、生活用品、衣料品など。回収された43枚のアンケートには「とてもありがたいです」「大変助かります」「品数が多くよかった」「今後もこのような活動をしていただけたら」といった声が寄せられた。「偶然来ました。少しでも幸せを分かち合いたいです」と書いた人もいる。

 衆院選東京4区で市民と野党の統一候補として闘った共産党の谷川智行さんが姿を見せ、「皆さんが地域の中でつながって活動されていることに励まされている。みんなで希望の持てる大田区をつくっていきましょう」とあいさつした。

 当日の運営を担ったスタッフは約30人と幅広い。感想交流では、初めての試みながら成功裏に終了できた手応えが語られた。「チラシ1万枚をポスティング。地域に品物提供のお願いをした。やればやっただけの反応がある」「チラシを見て知ったという人が多い。ポスティングの効果」「もらっていく皆さんの笑顔が見れてよかった」「これで年が越せるという声が聞けた」「次はお手伝いしたいという申し出も」。首都圏なかまユニオンの組合員は「私もきょう明日どうなるか分からない。他人事(ひとごと)ではないという気持ちで参加した」と話した。

 「公助」がほとんど機能していない中、「共助」=助け合いの果たす役割は大きい。実行委員会では3月にも再び「たすけあいひろば」を開催する予定だ。

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