2022年02月11日 1710号

【辺野古設計変更不承認支持/埋めるな連新宿デモに150人】

 「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」は1月29日、玉城デニー沖縄県知事の埋め立て設計変更不承認を支持して2年ぶりに新宿デモを実施。150人が結集した。

 出発前のアピール行動にオール沖縄会議現地闘争本部長の山城博治さんが電話でメッセージを寄せ、名護市長選について「辺野古のことは一切言わず、経済振興で市民の歓心を買う選挙が平気で行われた。選挙が終われば、『辺野古は認められた。淡々と進める』。この国の地方自治、民主主義はすべて台無しになる。公費による公然たる選挙買収だ」と指摘。「南西諸島全体に軍事基地をつくり、戦争の脅威がひたひたと迫っている。有事に入れば、南西諸島だけでなく日本全体のありようが一挙に変わる。この国は平和憲法を捨てて戦争国家になる」と危機感をあらわにした。

 デモのシュプレヒコールは感染拡大防止のため宣伝カーからにとどめ、「政府は違法な工事を直ちにやめろ」「自然破壊を許さないぞ」「沖縄を戦場にさせないぞ」と訴え。しかし、大成建設本社が入る新宿センタービル前では参加者全員で「大成建設、工事をやめろ」「民意を無視して儲けるな」「サンゴを壊して儲けるな」と声をぶつけた。

 31日には「台湾有事を口実にして、沖縄を戦場にする『日米共同作戦計画』を直ちに撤回しろ」防衛省緊急抗議行動が取り組まれた。

ノーモア沖縄戦の会発足 那覇

 同日、那覇市では、「台湾有事」の際に南西諸島を軍事拠点化する日米共同作戦反対へ、沖縄国際大学名誉教授・石原昌家さん、沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの具志堅隆松さん、沖縄平和運動センター顧問・山城博治さんらを共同代表とする「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の発足記者会見が行われた。「沖縄を再び戦場にするな」と広く訴えていく。

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