2022年02月11日 1710号

【東京・日野市議選 疑惑・不正ただすと全域宣伝 頑張れの応援も、注文も】

 日野市議会議員選挙(2月13日告示、20日投開票)に向け、1月19日から連日の市内全域宣伝をスタート。30日は高幡不動駅で7人が参加し、1人バンドのスタッフがアコーディオンを弾くと通行人も立ち止まる。

 あるが精一予定候補の演説がはじまる。スピーチは2点に絞った。一つは、日野市の疑惑・不正問題だ。「もう副市長汚職問題は裁判の判決が出て、解決したのでは」という声には、「解決できたのは、科目偽装≠ェわかった2018年分だけ。13年以降の分は解明されていない」と解明の必要性をアピール。もう一つは、急拡大のコロナ感染症だ。若者から高齢者に重症者も移ってきている。あるがさんは、PCR検査の拡充と「自宅療養者」を医療に繋げられる医療ネットワークつくりを訴えた。

 宣伝行動が終われば、寄せられた市民の声を集約する。参加者から、「昨年市長選で争点になった『副市長(汚職)問題』についてご存じでない方も複数いたのに驚き、丁寧に説明した」など、いろいろ参考になることが語られた。また、若者から「疑惑究明は正しいことだから熱く語るのはわかるが、批判ばかり。もっと未来を語れ」と注文もあった。もちろん「応援しているよ」「頑張れ」の声が一番多い。

 告示まであと2週間。他候補の宣伝も目につくようになった。激しさを増す市議選を全力で走りぬく。

(日野・市民自治の町をめざす会 立山正隆)

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