2022年02月18日 1711号

【「自宅放置」するな 医療を提供せよ 検査キット増やせ/ZENKO関東が内閣府・東京都に要請】

 オミクロン株感染の急拡大、「自宅待機」「自宅療養」の激増という危機の中、ZENKO関東実行委員会は2月2日、内閣府と東京都に対し新型コロナ対策の抜本的な拡充を緊急に求める請願を行った。

 請願項目は「自宅待機・自宅療養者への十分な医療保護」「臨時医療・療養施設の増設」「検査キット不足の解消」「病院削減計画の撤回」「都立・公社病院の独立行政法人化の撤回」など。

 内閣府では官房総務課に要請書を手渡し、「自宅療養は『良質かつ適切な医療の提供』を定めた感染症法違反」「重症者の定義が国と都で違う。感染状況を小さく見せようとしているのではないか」とただした。対応した若手官僚は「私もコロナに感染し、苦しんだ。国が国民の医療を奪うことはない」などと話し、面談または文書による回答を約束した。

 東京都は秘書課が要請書を受け取った。「隔離・保護は感染症対策の基本中の基本。なぜいまだにやらないのか」「介護事業所に検査キットが利用者全員分ない。たっぷり予算を組んで確保してほしい」と訴え、16日までに文書で回答するよう求めた。

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