2022年03月11日 1714号

【カジノの是非は府民が決める/住民投票の署名運動学習会に100人/これは求められる運動だ】

 2月27日、大阪市内で「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」が「住民投票条例制定直接署名運動交流会」を開き、約100人が参加した。

 共同代表の西澤信善さんは「住民はカジノに圧倒的に反対。議会の趨勢(すうせい)とネジレが生じている。この署名運動を通して、『カジノではなくIRが来る。観光で経済を良くする』という嘘を明らかにしたい」と決意を込めてあいさつした。

 学習会は会事務局長であるZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の山川よしやすさんが進行。▽受任者が約1000人に達していること▽請求代表者を50人に変更▽署名簿の受け渡し及び提出までの流れ▽戸別訪問のやり方―などを報告、説明し、運動を担う一人ひとりが真剣に聞き入り、集中した。

 署名期間(3/25〜5/25)で府の有権者の50分の1、15万筆以上の署名を集めるため、“受任者1万人”へどう広げていくかの取り組み交流が続く。「1月から受任者集めに取り組んできたが、情報が明らかになって変化を感じる。昨日もスーパー前で8人が受任者になってくれた。これは『求められている運動』と確信した」(大阪市)「本日、呼びかけ人が集まり、初めて準備会を持った。3月12日の会結成、25日の署名開始に向けて、受任者を500人、1000人と増やしていきたい」(枚方市)と、手応えが報告された。

 学習会後、請求代表者になることを決めた参加者が次々と事務局へ登録を申し出る。

 72の市区町村中まだ呼びかけ人がいない27市区町村でも早急に確保し、募金・カンパを大きく増やすことが緊急の課題だ。

 大阪府民の力でカジノ誘致を阻む住民投票実現の闘いは急ピッチで進んでいる。

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