2022年03月11日 1714号

【ドローンで闘う奥間さんが講演 実態を学び沖縄連帯強める 京都】

 2月20日、「ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)京都のつどい」を開催し、約30人が参加。奥間政則さん(沖縄ドローンプロジェクト)に沖縄現地からオンラインで講演していただきました。

 奥間さんは「仮に辺野古の基地を作っても、軟弱地盤や活断層のために地盤沈下や地すべりが置き、結局使い物にならない」ことを事実に基づいて話しました。名護市長選挙の結果は残念でしたが、選挙の結果がどうあれ基地をつくれる道理がないことが改めて明確になり、こんなものに私たちの税金を湯水のように投入するのかと、日本政府に怒りを覚えました。

 そして、「環境に配慮している」と主張する防衛省のウソを基地建設での「濁り水」発生などの動かぬ証拠を奥間さんがドローンでつかんで追及してきたこと、大浦湾側を埋め立てれば汚濁防止など不可能でとてつもない環境破壊になることもよくわかりました。

 こうした市民の監視活動の目と耳をふさぐために、政府が「ドローン規制法」「土地規制法」をつくったのも理解できました。逆に、政府が隠したがっている環境破壊の事実を広げていくことが基地建設を止める展望になると思いました。

 つどいでは、若者の働く権利を求めるワツコ争議支援の訴え、京都市への「敬老乗車証負担金値上げ」撤回などを求める要請、沖縄写真展、ジェンダー平等など様々な分野の闘いのアピールもあり、力を合わせて東アジアの平和をつくっていこうと確認しました。

(ZENKO京都 佐藤和利)

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