2022年03月18日 1715号

【ノーモア沖縄戦の会 未来の命を守るために 3・19発足集会へ】

 「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の共同代表5氏は2月14日、沖縄県議会の赤嶺昇議長に「沖縄を再び戦場にさせないための要請書」を手渡した。県議会に対し、(1)2プラス2(日米安全保障協議委員会)合意の破棄(2)自衛隊、米軍の基地共同使用反対、ミサイル配備への反対表明(3)日米政府への中止要請行動(4)日米作戦計画の情報開示(5)武力によらない平和的解決を日米、中国、国連、国際社会に働きかける―の5項目について対応を求めたものだ。

 要請で、沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの具志堅隆松代表は「戦前は戦争反対の声を上げることができなかった。私たちと一緒に県議会も沖縄を戦場にするなと声を上げてほしい」と訴えた。応じた赤嶺議長は「沖縄を二度と戦場にしないという考えに保守も革新もない。(戦争になれば)一巻の終り。戦争をしないことに保革すべてが向かうべきだ」と述べた。今後、会として玉城デニー沖縄県知事に対しても要請を行う予定だ。

 また、ノーモア沖縄戦の会では、沖縄県内外に向けて世論喚起と賛同を大きく広げていくため、3月19日(日)13時半から沖縄市民会館・大ホールで、「『台湾有事』の平和的解決を―あなたと未来の命を守るために」と題して発足集会を開催する。戦争に向かう流れを止め、沖縄から平和を発信していくスタート集会として、多くの県民の参加を呼びかけている。集会の様子はオンライン配信され、全国からも視聴可能。

 県議会への要請書、発足集会の詳細については、ホームページをご覧ください。

(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会・新垣仁美)

(画像をクリックで拡大)

辺野古の行動に呼応する新宿スタンディング

 沖縄・一坪反戦地主会が呼びかけた新宿スタンディングでは「ウクライナも沖縄も戦場にするな」「戦争のための基地はいらない」とアピールした。(3月5日 新宿駅南口)

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS