2022年03月18日 1715号

【ウクライナを侵略するな ロシアは即時撤退を 総がかり青年PTが緊急行動/全世界に 全青年に平和運動の輪を/東京】

 ロシアはウクライナから撤退せよ、と総がかり行動実行委員会青年プロジェクトチーム(PT)が3月4日ロシア大使館で、6日新宿駅東南口で緊急行動。4日400人、6日450人の参加があった。

 6日の行動の口火を切ったのは青年PTの高木陽介さん。「この取り組みを通じてロシアに、全世界に、全青年に平和運動の輪を広げ、誰もが安心して生活できる社会をつくろう」。続いて菱山南帆子さんが「青年PTはロシアが侵略を開始した日の朝、LINEで『私たちは黙っていていいのか』とやり取りし、行動を企画した。戦争は人と人とが殺し合うこと。まず最初に駆り出される若者たちが声を上げなくては。日本もかつて侵略戦争でアジア諸国民をひどい目に遭わせた。加害国としての責任を背負って戦争に反対しなければならない」と趣旨を説明した。

 PTメンバーが次々にマイクを握る。「微力であっても無力ではない。そう信じてこの場に立っている」「一番つらい思いをしているのは当事国の市民。その思いを受けとめよう」「戦争反対と言えば逮捕されるロシアの人たちに、私たちができることは何か。世界中で『戦争やめろ』と声を上げることだ」

 PTに加わる地方議員もアピール。葛飾区議のみずま雪絵さんは「安倍元首相の核シェアリング発言に、非核平和都市宣言をした自治体こそきちんと批判を」と促した。「政治家は『何かの時のために敵基地攻撃能力を』。日本が他国に侵攻する引き金になる」と危惧するのは、八王子市議の森ヨシヒコさん。

 菱山さんが「国同士ではなく私たち市民同士で外交する。市民が手をとり合って、武器を捨て、核のない世界をつくろうと訴えていく」とまとめ、「憲法改悪を許さない全国署名」への協力を呼びかけた。




 2月27日、東京・大田区雑色商店街で宣伝行動。ウクライナ侵攻を止め、岸田政権の軍拡路線、沖縄基地・南西諸島自衛隊配備に反対をと訴えた。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS