2022年03月25日 1716号

【関電は原発を今すぐ止めろ! 1日行動で座り込み550回超え】

 3月11日終日の関西電力本店前行動は朝8時スタート。関電への要請で「3・11くらいまともに会ってください」「ウクライナの状況を見たら原発は標的にされる」「再生可能エネルギーにシフトを」と訴えた。

 正午に犠牲者への黙とうを行い、福島県民の『関電様』の詩を朗読。「一度、家族をつれてここらあたりに住んでみるといい」―心からの悲しみ、苦しみ、怒りが感じられた。愛媛県伊方原発反対の門田鈴枝さんから連帯メッセージが寄せられ、福井県の石地優さんは電話で「10月から稼働の老朽原発・美浜3号機を止めよう!」と呼びかけた。

 午後は原発賠償京都訴訟に合流し、夕刻には「汚染水海洋放出問題」の星空交流会も。座り込みはこの日で550回を超えた。

 関電が半旗と喪章の黒い布をたなびかせていたが、原発は事故がなくとも放射性物質で緩慢な死をもたらす。それを知りながらの半旗に非常に違和感を感じた。原発事故を真に顧みるなら、リスクでしかない原発はただちに止めるべきだ。「ここから新たに原発反対のスタート」「止めるまで闘う」と誓いを新たにした。

(ZENKO関電前プロジェクト・秋野恭子)

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