2022年04月01日 1717号

【戦争反対集会に200人の熱気 札幌】

 3月19日、札幌市でもウクライナ反戦集会が開催され、約200人が集った。久しぶりの街頭での集会に参加者の熱気が広がる。

 侵攻を口実に強まる憲法改悪の動きに、主催者は二度の大阪都構想住民投票を例に「改憲国民投票で負ければトップは辞任しなければならず、改憲派は必死で成立を目指すだろう」と参院選での改憲阻止を訴えた。

 清末愛砂・室蘭工業大学大学院教授が「ウクライナ戦争を台湾有事に結びつけ改憲をあおる動きに断固抗議する」とロシアと国内改憲勢力を批判した。岩本一郎・北星学園大学教授は、プーチンに対し民主的手段で反戦の声を上げるロシア市民への支援を訴えた。

 札幌市の20代労働者は「戦争法強行採決の際、初めて自分の意思でデモに参加した。会場に行ってみると、同じ思いの仲間がいて勇気が出た」。闘いの中で成長する姿を自身の生きた言葉で報告した。

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