2022年04月15日 1719号

【議会を変える 大阪府茨木市議 山本よし子 健康な子どもにワクチンはいらない】

 茨木市3月議会では、1〜3月のコロナ感染「第6波」の中、子育て支援や子どもの感染対策が重点的な議論になりました。茨木市は、保育所が休みになっても仕事を休めない保護者のために、ベビーシッターの利用補助を行うなどの対策を決めました。

 私は、民生常任委員会で5歳児以上12歳未満の子どものワクチン接種について質問しました。すでに市内では12歳から16歳までの子どもの約60%が2回目の接種済み。一方、5歳から11歳の子どもの保護者はまだ迷っている人がたくさんいる状況です。その中で、打つか打たないかを保護者が判断するうえで、市としてきちんと情報を伝えているのかを問いました。「予約券や市のホームページで、メリットとデメリットを説明しているので、よく読んで判断してほしい」との答弁でした。

 これに対し、私は「5歳児以上12歳未満のこどもへのワクチンの感染防止効果等については、まだデータがないのではっきりわかっていないというのが、小児科学会と厚生労働省の見解です。ワクチンの副反応もこれから増える可能性があります。ワクチン接種を勧めるのではなく、子どもたちにはワクチンは必要ないとの立場で、対応にあたってほしい」と求めました。

 子どもへのワクチン接種については、市民からも「強制しないでほしい」といった声が出ており、会派を超えて慎重に進めるべきとの動きが広がっています。3月29日、保守系の会派が主催する子どものワクチン接種についての学習会に参加しました。南出(みなみで)賢一泉大津市長が「元気な子どもにワクチンはいらない」とのテーマで講演しました。南出市長の報告は「(1)子どものワクチン接種にはエビデンスがない(2)健康な子どもの重篤化は極めて少ない(3)12歳からの子どもに副反応が出ている―の3つの理由で、ワクチンは勧めない。泉大津では、5歳から11歳の場合、希望する子どもだけに接種券を郵送している」というものです。

 茨木市でも、「子どもにワクチンはいらない」の声を議員からももっと上げていかなければならないと思いました。

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