2022年04月22日 1720号

【主権者市民がカジノを止める 地域に広がる住民投票運動 もとめる会・城東を結成 ステーションに連日署名が届く 大阪市】

 署名開始から2週間、4月10日「大阪市城東区の受任者の集い」が区内で開かれ、「住民投票をもとめる会・城東」が正式発足した。

 約30人の参加者を前に、共同代表2人が「前に出てしゃべることはできるのでいつでも声を」「5月25日まで1筆でも多く目標上回る勢いで」と力強いあいさつ。大阪全体のもとめる会事務局長・山川よしやすさんは「主権者の市民が動き変える運動。府下72市区町村の70に受任者、地域の会も現在48をさらに広げる。大変だが一緒に明るい運動にしよう」と訴えた。

 城東区では連日9〜17時半、区役所前が署名ステーションだ。会事務局長の森厚子さんは「ステーションには、受任者の方が集まった署名簿を届けてくれ、追加の署名簿がほしいと来る。問題をまだまだ知らない、知らされていない市民に語りかけ、城東で3万筆を目標に頑張ろう」と提案した。

 意見交流タイムでは、意見とともに、集める際困ったことや疑問も次々と。「住んでいる団地の全戸にチラシをポスティングして一軒一軒訪問して集めている」など交流も深まった。

3万筆へエンジン全開

 会から「毎日、区役所と昼前のスーパー前、夕方の駅頭署名行動があるので、ここは参加できるという時間帯があれば。スタッフが多ければ随時スポットも作り分散した方が多く集まる。ぜひ来てほしい」と4月末までの行動を呼びかける。

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の田中拓真さんは「辺野古埋め立ての是非を問う沖縄県民投票に取り組んだ元山仁士郎さんを招いて講演・交流企画(4/24)を若者中心で準備中」と紹介する。協力者も現れた。

 いよいよエンジン全開。4月24日の折り返し地点までにできることを工夫し、目標の積み上げへ頑張ろうと思いを一つにした。終了後、蒲生(がもう)4丁目街頭署名にも15人ほどが参加。署名は初めてというSさんは「自分から寄ってきて署名してくれる方も多く、『ネットで見て知った。ここでやってたんですね』とも。ネットの力は大きいなと感じた」と、手応えと成果を実感できた感想を語った。



住民投票実現へキャラバン行動

 「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」は4月10日、大阪府内一斉行動。各地で街頭行動や集会を行い、大阪市内では第1回市内キャラバン行動を展開した。午前10時、大阪駅前を皮切りに中心部に街宣車を走らせ、夕刻の天王寺、十三(じゅうそう)などターミナルで市民がアピールし、その場で署名も次々と寄せられた。

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