2022年04月22日 1720号

【即時停戦 政府の戦争支援NO ロシアは侵略をやめろ!/惨事便乗の改憲・軍拡許さない!/1800人が声を上げる】

 ロシアの蛮行が日々明らかになる4月8日、東京で「ロシアは侵略をやめろ、ウクライナから撤退を!」(総がかり行動実行委員会主催)集会・デモに1800人が結集。戦時下性暴力の報道がある中、女性団体・個人ブースを設け、女性デモ隊列を作り、反戦に立ち上がる女性の連帯を全国に届けた。

 憲法共同センターの小田川義和さんは「ウクライナの惨禍を口実に、敵基地攻撃能力保有や軍事費の対GDP2%増額など戦争法・安保法制の具体化、日米軍事同盟強化の動きが急になっている。市民の不安に乗じた政治の煽りは大変危険だ」と主催者あいさつ。

 国会議員からは、社民党衆院議員の新垣邦男さんが「子どもやお年寄り、女性、弱い方々が悲惨な目にあっている。77年前の沖縄戦と何ら変わらない。日本でも沖縄・南西諸島に自衛隊が配備され、台湾有事を煽っている。絶対に戦争をさせない」と怒りの声をあげる。「沖縄の風」参院議員の伊波洋一さんは「沖縄戦の爪痕、復帰闘争、沖縄振興再生を生きてきた者として、参院選は絶対負けられない。憲法発議を可能にする3分の2の議席を改憲勢力に与えてはならない」とメッセージを寄せた。

 若者、法律家、宗教者、NGO等多彩な分野の人びとがマイクを握る。核兵器廃絶日本NGO連絡会KNOW NUKES(ノー・ニュークス) TOKYO共同代表の中村涼果さんは「核兵器が使われたら誰も助けに入ることはできません。国家の責任は、犠牲となる命がでないよう核兵器の使用・保有しなくていい方法を模索し実行していくことにあるのではないでしょうか」と語った。

 最後に、戦争をさせない1000人委員会の藤本泰成さんが「5月3日の憲法大集会(有明防災公園)へ」などを行動提起し、銀座デモで市民にアピールした。

 
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