2022年05月06日 1722号

【ZENKO沖縄参加団 石垣島へ(下) ドローン調査に同行 継続した監視の意義学ぶ】

 石垣島に陸上自衛隊のミサイル基地が建設中です。先行している奄美大島や宮古島のミサイル基地と合わせ南西諸島が対中国の最前線にされようとしています。

 沖縄ドローンプロジェクトの奥間政則さんがドローンで空から基地を調査するのに同行でき、有意義でした。大きな建設音がするものの肉眼では確認できない基地の全容がタブレットに写し出され、自分が空を飛んで観察している気分です。

 赤土流出防止措置がされているか等をドローンで点検します。案内していただいた現地の方と「あの排水管の使途は?」とか、「弾薬庫の数は宮古島よりも多い」など臨場感あふれる調査です。継続して点検、監視調査することの意義を学びました。

 石垣市長の姿勢は自衛隊のミサイルで守ってもらうというものですが、現地に建っていた「標的はイヤだ!命(ぬち)どぅ宝」の抗議看板が真実であると思います。

 尖閣諸島を管轄する石垣港は、海上保安庁巡視船の一大基地になっていて、14隻もの巡視船が配備されています。海保で最大級、最新鋭となる約6500トンのヘリコプター搭載型巡視船「あさづき」の基地にもなっているとのことです(調査時は不在)。コロナ禍前には豪華客船が寄港していた対岸の埋め立て港が基地に改変されないか監視するため、現状をドローンで空からも撮影しました。

 案内いただいた方に「京都南部の会」で行ってきた写真展などの取組みを紹介しました。これからも石垣島をはじめ南西諸島の基地建設阻止の闘いと連帯していきたいです。

(沖縄平和連帯京都南部の会・神田高宏)

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