2022年05月13・20日 1723号

【議会を変える 東京都足立区議 土屋のりこ 市民から市民へ支援を】

 5月3日、ウクライナのフリースクールを支援する緊急企画「ウクライナ支援イベント 市民から市民へ」に招待を受け、参加してきました。ウクライナのフリースクールの方たちが、国内避難を必要とする人たちを支援し子どもたちに教育を保障するために頑張っています。

 5月3日は憲法記念日。ロシアのウクライナ武力侵略に便乗し、日本の改憲勢力はここぞとばかりに軍拡路線へシフトしている昨今です。参院選が目前ですが、憲法改悪をさせないためにも、市民と市民が世界的につながりあい、互いに支えあう国際連帯を深めることが大切と考えました。

 ウクライナのフリースクール紹介映像や、主催したワーカーズコープさんが連携している日本のフリースクールからのお話。また、ロシアのフリースクールの方から次のような連帯メッセージ、映像が寄せられました。

 「2月24日で時が分断された。ロシアという言葉が、戦争、武器、侵略に結びつき、私はロシアという名前を使うことを避けるようになった。これは残酷な侵略だ。私も同僚もスクールの子どもたちも、あらゆる戦争にもこの戦争にも反対だ。人びとは、街に出て戦争反対の声をあげた。しかしすぐに逮捕されてしまった。子どもたちもスタッフもそんな経験をした。この戦争は残忍で野蛮で、子どもたち若い世代に対する暴力だ。紛争の解決の道具としてはいけないことが起きている。私たちは、世界の変化がより早く来るため努力している」

 あわせて、ロシアの子どもたちが作った、たくさん美しく咲く花をいとおしそうに抱きしめるアニメも紹介されました。花は、ウクライナの親戚や友人、世界の友人を連想させるものでした。

 戦火のウクライナで避難する子どもたちを受け入れ、心を守るために教育を行うフリースクールの人たち。ロシアで子どもたちの感性を守るために逮捕されても努力する人たち。日本からもフリースクール等に参加する若者が集まり、ひまわりの絵にメッセージをのせ、連帯の思いを大きく発信する取り組みでした。

 
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