2022年06月03日 1725号

【ウクライナ反戦パレード/戦禍に「じっとしてはいられない」/ZENKO三多摩】

 ウクライナ戦争が長期化する中、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)三多摩は、即時停戦の声を広げようと5月21日第2回反戦パレードに向け、15日に前段企画。石垣島の映画『島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄』を上映しました。

 感想後のトークでは、ミサイル基地とウクライナ戦争について「沖縄戦が示すように、軍事力で市民の命を守ることができるかどうかの問題」と指摘。停戦仲介を各国政府に求める学識者声明も紹介しました。アンケートでも「今すぐ停戦」の声が多く、戦争被害に心を痛めている人が増えていると思いました。

 パレード当日は雨模様。20人弱の参加でしたが「沿道の市民や子どもたちが一緒にコールしたり手を振ったりの反応がよかった」「小さいデモでも継続が大切。物価高など戦争の影響で私たちの生活も苦しく、一刻も早く戦争をやめさせよう」の声が上がりました。

 印象的だったのは、介護で外出を控えている市民の参加です。「ベトナム反戦を思い出した。まずはロシア市民がロシア政府の戦争を止める行動に立ち上がることを願う。一方、バイデン大統領が軍事支援で戦争をあおり、ゼレンスキー大統領の市民を巻き込む徹底抗戦のやり方はおかしい」とアピールしました。

 市民との対話をつなぐとともに、反戦の声を大きく示すよう重ねて取り組みたいと考えています。

(ZENKO三多摩スタッフ・立山正隆)

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