2022年06月10日 1726号

【ZENKOスピーキングツアーへ DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)から連帯メッセージ】

 5月28日〜6月5日のスピーキングツアー集会に寄せられたDSAの連帯メッセージ要旨を紹介する(4・5面に関連記事)。

ジャバリ・ブリスポートさん/ニューヨーク州第25選挙区選出上院議員

 ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)は沖縄から発信されている反基地のキャンペーンで、辺野古の米軍新基地建設に反対し闘っています。

 日本、全世界でこの新基地建設と米軍の拡大に反対する皆さんと連帯します。米帝国主義は、より公正で平等な世界を求める闘いに真っ向から反対します。我々の運動は国際主義でなければなりません。

 辺野古新基地建設は、ここニューヨーク、全米の私たちにも影響を及ぼします。バイデン政権は、次の国家防衛承認法のために8130億ドル(105兆円!)もの軍事予算を要求しました。これによって、年間の軍事関連予算はおよそ1.5兆ドル(193兆円!)になります。私たちの地域社会のための支出ではなく、帝国主義と戦争挑発のために計り知れないお金が費やされようとしているのです。

 これは気候正義の問題にも関わります。沖縄に新基地を建設することは米軍の二酸化炭素排出をさらに増加させ、地元の生態系を破壊します。米軍は世界最大の二酸化炭素排出者です。毎年、米軍は140か国分の総排出量よりも多くの炭素を排出しています。気候変動を真剣に考えるなら、米国の軍事主義への対処が不可欠です。

 DSAはZHAPと連帯し米帝国主義と断固反対して闘います。みなさん、DSA国際委員会のZHAPページでZHAP賛同署名をしてください! 米国におられる皆さんは、連邦議会のそれぞれ地域の選出議員に連絡し、この基地建設に反対するよう促してください! 連帯して!


グレイソン・ランザさん/フロリダ州オーランドDSA

 私はフロリダ州オーランドのDSAメンバーで国際委員会に属しています。私は、この連帯メッセージを、ZHAPを通じて闘っているウチナーンチュ、つまり先住民としての沖縄の皆さんとZENKOの仲間を支持して送っています。米国の住人として、また揺らぐことのない社会主義者でありかつ反帝国主義者として、DSAは沖縄で継続する米軍による占領に対する闘いを正当なものだと考えます。私たちはまた、この闘いを帝国の中心である米国の地においても広げる必要があると考えます。

 偉大な革命家であるフィデル・カストロは、1960年の国連演説で、「植民地は語らない。植民地は知られない。自らを表現する機会を持つまでは」と述べました。ZHAPは、沖縄の人々が語り続け始め、そして世界中のますます多くの人々によって日米の植民地の民にされていることが認識されるようになるのに貢献しています。現地沖縄の皆さんとZENKOのたゆまぬ努力は称賛されるべきです。私たちDSAメンバーは、この反植民地、反帝国主義の運動のパートナーにさせていただいたことを感謝しています。

 この集会が実り多きものになることを願い、そして腕を組み、同志として、辺野古基地を打倒するまで私たちの共同の闘いを続けることを楽しみにしています。連帯して!

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