2022年06月10日 1726号

【カジノ住民投票署名20万筆突破 「こんなに広がる運動はなかった」 6月6日 選管提出 記者会見へ】

 大阪府民一人ひとりが主人公となったカジノの是非を問う住民投票条例制定を求める直接請求署名。署名終了後も連日署名簿が届き月30日、ついに「住民投票をもとめる会」が掲げた当初目標20万筆に達した。

 署名期間あと10日を残した5月13日段階の集約数は約6万7千筆。不安の募る中、「市民・受任者を信じる」を合言葉に文字通り各地の奮闘にスパートがかかる。終盤になればなるほど協力は増え、盛り上がった。

 最終日25日、各署名スポットには、若い世代も「どこでやってるか探していた」「ツイッターで見たけど、ここでやってたんですね」と行列ができ、午前零時前ぎりぎりに訪れ「間に合ってよかった」と言う人も。

 同日夜、署名は府全体の法定数(有権者の50分の1、約14万7千人)を突破。池田市、豊中市など6市区で50分の1に達し、尽力した市民から「ついにやった」「信じられない」と声が上がった。31日時点の集約数は20万7093筆、府内72市区町村中54地域で50分の1を超えた。「こんな運動はなかった。初めての経験」「カジノ問題に取り組んで10年。最良の日」との声が寄せられる(7面に関連投稿)。

 最後まで署名簿を回収しきり、全署名を地域で精査して6月6日、各市町村単位で選挙管理委員会に署名提出。会は記者会見を行う。

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