2022年11月11日 1747号

【みるよむ(638)2022年10月29日配信 イラク平和テレビ局in Japan 辺野古新基地建設にノー!−ZENKO沖縄参加団−】

 今回は10月14〜16日に取り組まれたZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄参加団の活動の映像を見ていただく。

 名護市辺野古のキャンプ・シュワブに新たなゲート、そして左手の小高くなった所では弾薬庫とみられる新施設が建設されている。後に配備される自衛隊の水陸機動団(日本版海兵隊)が使用すると言われている。

 14日午後3時から、この日3回目の座り込み行動に参加した。市民たちは三線に合わせて歌い、「違法工事をやめろ」「命の海の破壊をやめろ」とシュプレヒコールを上げ続けた。リーダーは辺野古新基地の工事が「遅れているのは私たちの成果」であると強調。数十人の沖縄県警機動隊と警備員によって包囲され排除された後も、座り込み参加者はすべてのダンプ・トラックの入構が終わるまで抗議の声を上げ続けた。

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 那覇市長選でオール沖縄推薦の翁長雄治(おながたけはる)候補の応援にも参加した。選挙で配られるビラのはさみ込み作業にも取り組んだ。

 14日の総決起集会で翁長さんは辺野古新基地建設について「私は逃げません。政治家として、しっかりこの問題にはノーを突き付けていく」と明言。16日告示日は市民自らが築き上げてきた地元の栄町(さかえまち)市場で第一声を発した。「子育て日本一の那覇市を作る」「辺野古新基地…基地はいらないというのが当たり前の話じゃないですか」と熱く訴え、県民広場での出発式では「民衆は権力に負けない。政府にノーと言うべきはしっかりノーと突きつける」と言い切った。

 残念ながら翁長さんは当選には至らなかった。しかし、辺野古新基地、琉球弧の軍事要塞化に反対する闘いは続く。ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)署名を広げ、沖縄・南西諸島基地写真展、ZENKOスピーキングツアーを成功させましょう。

(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)

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