2022年11月18日 1748号

【オール沖縄が辺野古大行動 新基地止め 島々を戦場にさせない】

 11月5日、オール沖縄会議主催の県民大行動が辺野古キャンプ・シュワブゲート前で行われた。夏に逆戻りしたかのような暑さの中、766名が結集した。

 集会には、10月那覇市長選を闘った翁長雄治(たけはる)さんも参加。「建白書からのこの流れを、日々団結の力を強くし、保守も革新も一緒に話をしながら沖縄の未来を創っていきたい。私も一市民として、みなさんと一緒に頑張る」と決意を述べるとひときわ大きな拍手が送られた。玉城デニー沖縄県知事もメッセージを寄せた。

 高良鉄美参院議員、仲村未央沖縄県議、辺野古住民訴訟原告の東恩納(ひがしおんな)琢磨名護市議、各島ぐるみ会議のメンバーらがマイクを握る。

 ゲート前の運営団体を代表して沖縄平和市民連絡会の上間芳子さんも登壇。「軍警、民間の警備会社、機動隊を使い、違法工事が進められている。絶対に認めない。権力よりも、政府よりも、1日でも頑張れば、必ず新基地は止めることができる。そのためにはいろんなところに人が集まる必要がある。11月21、22日は塩川港の集中行動日。行ったことのない人、ぜひとも行ってください」と行動参加を呼びかけた。

 うるま市島ぐるみ会議の宮城英和さんは「10日から『キーン・ソード23』という大がかりな日米共同演習がある。今、沖縄は『台湾有事』の名のもとに民間地と演習地の境目がなくなり、徐々に私たちを戦時体制へと追い込んでいる。許してはならない」。8日、中城(なかぐすく)湾港で行われる軍事演習への抗議行動を呼びかけた。

 参加者は、辺野古新基地阻止とともに、沖縄の島々を絶対に戦場にさせないことを誓った。

(ZENKOおきなわ・新垣仁美)

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