2022年11月18日 1748号

【奪われたカジノ住民投票/市民の意思表示で民意を と「止める会」スタート 大阪・枚方】

 11月6日、大阪府枚方(ひらかた)市で「カジノはいらない!市民のつどい」が行われた。

 「大阪の未来は府民が決める 夢洲(ゆめしま)カジノを止める会」山川よしやす事務局長が講演し「カジノ誘致を推進したら“大阪は潰されてしまう”との認識を府民に広げるために、『自主住民投票』運動や銀行へのカジノ事業への融資中止要請などあらゆる運動を」と強調。

 質疑応答で「自主住民投票」運動の公正性≠ェ論議に。これは、吉村知事と府議会が府民が権利として要求した住民投票を行わなかったことによるもの。民意を形にする運動で、公正性は府民一人ひとりのモラルに委ねるしかない、との答えに参加者は納得した。

 「夢洲カジノを止めるひらかたの会」への改組が提案され、全体で確認された。

 井筒百子さん(同会共同代表)は「橋下知事(当時)の『カジノをもって来て、どんどんバクチ打ちを集めたらいい』等の発言に脅威を感じていた。2016年IR推進法が通り、女性4人でカジノ反対の市民グループを立ち上げた。8年かかって現在の運動へと発展してきた。10年後に大人になる子どもたちのために新たな運動を展開しましょう」と、子連れの参加者にも訴える。高松まさ子さん(同会共同代表)が▽三井住友、三菱UFJ銀行への要請行動▽府内一斉行動▽11月20日からの自主住民投票運動で意思を示す―などの行動を呼びかけた。

 (追記)この意思表示は「大阪夢洲カジノの是非を問う 大阪府民の声『見える化』大作戦」として行われる。

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