2022年11月18日 1748号

【わたしの声が未来をつくる 中学校給食実現も訴え 横浜・鶴見】

 「命こそ宝!わたしの声が未来をつくる!鶴見駅前フェス」を開きました。主催は11・5フェス実行委員会。「月桃の花」歌舞団が中心になり、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)やフェアコープ、平和と民主主義をともにつくる会・かながわ(ともにつくる会)が加わりました。鶴見は沖縄から移り住んだ人の多い街です。この日は区内でウチナー祭が大々的に行われ、呼応するかのように駅前フェスも沖縄をアピールしました。

 始まりはもちろんエイサー。歌舞団の力強い踊りに、駅から降り立つ人々が足を止めます。テントの中では、辺野古や基地化される琉球弧の島々の様子を伝える写真展に見入る人も多くいました。スパムおにぎりや月桃茶とちんすこうセット、フェアコープの野菜など、食べ物があると楽しさが増します。フリースペースたんぽぽのお店では、以前通っていた保護者との再会もあり、駅前にいると顔見知りに出会えます。

 ステージでは、演奏が次々と繰り広げられました。10個もの楽器を背負った一人オーケストラの佐藤周平さん、地元の福祉施設の職員と利用者さんのユニットの三線と踊り、ZENKOジムキョクズ、学童クラブの子どもたちの和太鼓、エイサー体験とプログラムは盛りだくさん。「みかん日報」による横浜市の中学校給食コントは、息のあった掛け合いで出色です。

 ともにつくる会代表の青島正晴さんが「リコール運動後に新市長が誕生。カジノやオペラ劇場計画を止めた次は中学校給食の実現へ。全員制給食実施の方向ですが、デリバリー型ではなく温かな給食を提供できるよう署名をぜひ!」と市民生活優先の市政への転換を熱く呼びかけました。

 スタッフも若い方が多く、未来を感じるフェスとなりました。

(平和と民主主義をともにつくる会・かながわ 佐々木美智子)

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