2022年12月23日 1753号

【老朽原発うごかすな! 関電包囲全国集会&御堂筋デモに900人】

 12月4日大阪市内で「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」が開かれ900人が参加。主催者挨拶で福井県妙通寺住職・中嶌哲演さんは「首都圏や関西への電力供給のために福島や若狭に原発が押し付けられた理不尽」を改めて強調した。井戸謙一弁護士は「『美浜3号機運転差止仮処分』決定が12月中旬に出る。関電による老朽原発再稼働を許してはならない」。

 美浜3号機の10`圏に住む山本貴美子敦賀市議は避難計画について住民アンケートから分断の実態を報告し、高浜町の東山幸弘さんは高浜原発3、4号機のトラブル頻発、超危険な原発の再稼働阻止を訴えた。

 福島、東海、伊方、鹿児島など全国からアピール。損害賠償で闘う京都、ひょうご、関西訴訟をはじめ、関西各地の運動団体、労働組合が発言し連帯を示した。

 私たち関電前プロジェクトはデモコールを担当。怒りとともに、みんな一緒にデモで訴えて歩こうという思いでコールを御堂筋に響かせた。印象的だったのは、若者が沿道で私たちのコールに合わせて、こぶしをあげていたこと。岸田政権と、原発稼働を強行する関電にNO!を突きつける運動の手ごたえを感じた。

(ZENKO関電前プロジェクト・秋野恭子)

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