2023年04月07日 1767号

【橋本やすこさん 500人を前に訴える/生きづらさはあなたのせいではない/東京・北区長選】

 告示まで1か月を切った東京・北区長選。「やさしいまちをつくる会・北区」予定候補、橋本やすこさんの訴えが熱を帯びてきた。

 3月21日には赤羽駅東口で、共産党の北区議選予定候補らとともに街宣車のルーフに並んだ。「この赤羽でソーシャルコミュニティめぐりやという飲食店を営んでいる」と自己紹介し、「コロナ禍で生活に困った方がたに無料のお弁当づくり。幅広い年代層が助けを求めに来た。底が抜けたような貧困と格差の現実を目の当たりに」と振り返る。「条件を満たさなければサービスを受けられない。そんなのおかしいと思いませんか」と問いかけた。

 「経済効率の名の下に切り捨てられている人たちがいる。声を上げているのに無視されている人たちがいる。“この世にたった一人しかいないあなたは、誰よりも大切な、かけがえのない存在。何があってもあなたの生活を守る”というメッセージを出すのが政治の役目ではないか。生きづらさはあなたのせいではない。我慢しなくていい。声を上げていい。嫌なものは嫌だと言っていい」

 そして続ける。「私は夢を語ることができる。小さな声に寄り添うことができる。石橋を叩かなくても渡る思い切りのよさがある。何よりも、ともに活動する仲間がいる。“ど根性母さん”橋本やすこ、皆さんと一緒に区政を変えます」。500人の聴衆から惜しみない拍手が送られた。

 小池晃・共産党書記局長(参院議員)が駆けつけ、「いろんな人が区長選に名乗りを上げているが、大軍拡や大型開発を進める点では何の違いもない。戦争国家づくりに反対し、区民が主人公の区政をつくると言っているのは、橋本候補だけ」と支援を呼びかけた。

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