2023年04月21日 1769号

【カジノ止め主権を取り戻す闘い続く/山川さん<府議選>1万2千票の健闘 山中さん<市議選>勝利/大阪市城東区】

 4月9日、大阪市議選と府議選が投開票され、府議候補山川よしやすさんは1万2457票、次点の健闘。2019年市議選時の4481票を4倍近く上回り、基礎票を大きく積み上げた。「カジノは要らない」運動の中で共闘が築かれた市議候補山中智子さん(日本共産党)は1万1433票で当選し現議席を守った。

みんなで闘った

 「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」の開票を見守る集まりで、山川さんは「選挙戦で維新はカジノを全く語らなかったが、城東区では触れざるを得なかった。今回は自分一人の選挙ではなく、文字通りみんなの選挙だった。ともに闘った仲間を信頼し、住民投票署名運動で学んだ府民・市民を信じることで、住民主権を取り戻していける。ありがとうございました」とお礼の言葉を述べた。

 住民投票運動を力に主権者である府民と出会い一体で闘った確信は、スタッフ、支援者共通のものだ。

 「山川さんは終盤、和歌山のカジノ住民投票運動の“最後まで市民を信じて”を紹介していたが、そのとおりだ」「大阪都構想住民投票で知り合い、カジノ署名数が伸び悩んで苦しい時にも山川さんは裏表なく明るく活動していた」「演説会で私の反戦の心に火がついた。これからが市民の運動の時代」「住民投票でかかわった人びとが中心に取り組んだ選挙。真の意味での共闘を自分たちの力で創り出してきた」「これまでで一番手応え、反応があった」と開票結果の確定を待ちながら言葉が続いた。

市民の励ましに元気百倍

 翌10日朝、山川さんは支援者への感謝と決意の辻立ち。「負けました。しかし市民の力を信じて闘いぬきました。高齢の方の成すも成らぬも、チャレンジしなければ変わらない≠ニの励ましで元気が出た。よし、頑張るぞ。維新政治を変える意思は変わらない。運動強めカジノを必ず止めよう」。出勤する市民から次々に「よく頑張ったね」の声かけや握手もあり、勇気百倍。

 支援者から「今回の選挙で気持ちも心も熱くさせてくれてありがとう。打倒維新へ闘いは今日から」「多くの市民の期待に応え、やるべきはやった。仲間を増やし、知恵を出しあい、助け合って荒波を乗り越えましょう」と激励が寄せられ続けている。



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