2023年04月21日 1769号
【青島まさはるさん 4385票獲得も及ばず 市議選 重ねた対話を今後の闘いへ 横浜市鶴見区】
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横浜市議選に鶴見区から無所属市民派として再チャレンジした青島まさはるさん。7つの議席を10人が争う激戦の中、前回並みの4385票を得たが、残念ながら当選には至らなかった。
4月9日午後9時15分、開票が始まった。それより前、“ゼロ打ち”で黒岩祐治・神奈川県知事の4選が確実と伝えられ、事務所では「不倫の事実を認めた人物が即当確なんて開いた口が塞がらない」「連合は黒岩を推薦。立憲も黒岩支援の議員が多い。投票に行く気がしなくなるのも無理ない」「投票しても変わらないと考えてるんだろう」と低投票率を憂える声が(鶴見区の市議選確定投票率は前回比0・17ポイント増の40・78%)。
11時を回り、他区の開票速報は数字が出始めたが、鶴見区は依然として全員0票。開票所から「かごに仕分けられた『青島』票は前回上位当選の現職に比べると少なそう」と心配な情報が入る。日付けが変わる頃、7人が5000票、青島1500票と速報が流れ、午前0時20分、自民現職3、無所属・公明・共産現職各1、前回の約6倍に票を伸ばした維新新人1と当選者が確定した。立憲現職が次点、青島さんは前回から140票減の次々点だった。
『青島まさはる通信』を年3回、7年間にわたって発行し続け、区内各世帯1軒1軒と対話を重ねてきた。『通信』読者は前回選挙時から倍近くに増えた。応援の諸活動を買って出る人、市民弁士を引き受ける人も少なくなかった。「学校給食今すぐ無償化」などの政策に対する街頭の反応はよく、とくに37年の小学校教員時代に勤務した学区付近では支持の確約が相次いだ。それでも現職と“躍進”維新の厚い壁を突き崩せなかった。
青島さんは語る。「力及ばず、悔しい。でも、全戸訪問活動での市民との対話が私の背中を押してくれている」。憲法を生かし、誰もが自分らしく暮らせる横浜へ、闘いは続く。
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