2023年04月28日 1770号

【カジノ ダメはダメ 「この社会を変える」 小芝ひでとしさん 大阪狭山市】

 人口5万8千人、府内でも小さな大阪狭山市。そこで文字通り一人から一人へと広げたカジノ署名運動の中から、「ええまち狭山をつくる会」小芝ひでとしさんの市政への挑戦が生まれた。市議選告示の16日、出発式もカジノ反対運動でつながった地元市民や各地の支援者ら35人が見守った。

 小芝さんの第一声はもちろんカジノ。「大阪での地方選の最大争点はカジノ。それは大阪がつぶれるかどうかの問題だからだ。国が計画を認定したが、私は絶対認めない。認定すればそれで地盤沈下がなくなるか、南海トラフ地震が起きなくなるか。そんなことはない。こんな計画に莫大な税金を使うことに府民は納得していない。無理は無理、ダメなものはダメ。諦めず中止まで頑張る」ときっぱり。

 「二つはライフワークの教育。維新政治でテストや点数に追われ苦しんでいる子どもたちが、仲間と学ぶ喜びを得られる楽しい学校を、ここ狭山からもつくりたい。三つ目、この世の中、おかしくなっている。戦争への動き、弱い人が虐げられ命まで奪われている。今何ができるか。そこから出馬を決意した。また、地元住民と対話する納得のいく市政にしたい」

 家族や大学時代からの友人、MDS村田恵子さんらの支援と激励アピールを受け、小芝さんは最後に「歌を歌います。♪何でもやるぞ/ここまで来たら♪狭山の未来をみんなでつくろう♪俺は小芝だ/元気がとりえ♪」 笑顔いっぱいの選挙戦が始まった。

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