2023年05月05日 1771号
【「カジノあかん」の声が力に/小芝ひでとしさん 市議選初挑戦で当選/大阪狭山市】
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23日午後11時過ぎ、「小芝さん625票、14位で当選」とのうれしい報告が入る。事務所に詰めかけた支援者は一斉に喜び合った。
当選をかみしめて小芝ひでとしさん(「ええまち狭山をつくる会」代表)は、市議選初挑戦での勝利に感謝の弁を述べる。「1年前のカジノ住民投票署名の時は1人から始め、次々と新たな仲間が加わってくれ、法定(有権者の50分の1)にあたる数の1・8倍を超える1753筆を集めることができた。選挙も自分自身ががんばることでやりきれると考えていたが、全く違った。私1人では絶対にできなかった。みなさんがここまで協力してくれた。本当にうれしかったです。そして、選挙の中でいろいろな人と新たなつながりができたことが財産です」
開票の集い≠ノは支援者が集まり、選挙戦に関わった熱い感想が続く。
「『私は今回初めて選挙に関わるので…』と尋ねて行ったら、こちらの選管はとても親切に教えてくれた」「連れ合いが途中で体調を崩し入院してしまったが、いい結果を報告できれば…と思った。マイク担当をさせてもらい、元気な小芝さんをアピールできたのは楽しい経験でした」
投票直前の街頭でも「カジノ、あかんやろ。小芝さんに入れるの、わかった」「カジノに反対している小芝さんに入れます」という声が次々に返ってきた。
地方選で維新が多数を占め国が大阪IR・カジノ計画を認定した今、府内でカジノ反対を鮮明に掲げ、維新支配の教育に真っ向から変革を求める小芝さんが市議に当選した意義は大きい。活躍に期待が集まる。
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