2023年05月12・19日 1772号
【日本の軍事化が見えてきた/横須賀・横浜フィールドワーク】
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4月30日、千葉で共に反原発の活動をしている仲間を含む総勢8人で横須賀軍港と横浜ノースドックのフィールドワークを行いました。
当日は強風で出航が危ぶまれましたが、「陸上より海上の方が穏やか」との説明に安堵。ヨコスカ平和船団・市川平さんより、米原子力空母ロナルド・レーガンが燃料交換のためジョージ・ワシントンに入れ替わること、護衛艦「いずも」「かが」の空母化が進み、対中包囲網で横須賀がハブ化され、海外派兵が日常化し、市民への情報公開もされないことなどをお聞きし、船団長・鈴木茂樹さんの案内で出発です。
弾薬庫・燃料貯蔵庫、巨大な軍艦に圧倒されます。甲板の自衛隊員に手を振ったり、海上保安庁が後からついてきたりと緊迫した場面も。米軍と自衛隊の一体化、三菱重工業が米軍艦船を修理し日産が兵器のボディーを製作するといった官民一体化の現状を見ることができました。
昼食後、横浜ノースドックが見られる「ザ・タワー横浜北仲」46階の展望台へ。横須賀軍港でお会いしたリムピースの星野潔さんがいらして、いろいろと説明していただきました。ここから日本中の米軍基地はもとより沖縄・南西諸島へと兵器が運ばれ、今とんでもない勢いで軍事物資が動いているそうです。
何としても戦争は回避しなければ、黙っていたのでは命と暮らしは守れないと強く思いました。
(千葉 石島京子)
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