2023年06月02日 1774号

【兵庫県・西宮市/1005票は財産/築いたつながり タウンミーティングに】

 平和と福祉のまち西宮をつくる会は5月14日、「西宮市議会選挙をふりかえる集い」を開催した。選挙の期間を写真で振り返り、「ここは○○のスーパー」「ここは芦之湯」などと言い合いながら始まった。

 市議候補の広田かずやさんは「みなさんの支援がなかったら選挙もできなかった。残念ながら当選には至りませんでしたが、何も失うものはない。後退するということではなく、一歩踏み出し、みなさんとつながることができた、財産になったと思います。4年後の当選に向けてみなさんと闘いを作り上げていきたい」とお礼の言葉を述べた。

 事務局長が「1005票を獲得したのは大きな成果。選挙でたくさんの人が動いた」と述べ、「今回、維新の会が第1会派となったが、政策課題をみんなで出し合い、定期的に市政学習会を行っていく」と提案した。

 選挙の感想が次々と出される。「タウンミーティングを回数多く、膝を交えて」「一般の人は介護保険制度改悪と言ってもわからない。短い言葉でいいから説明を」「老人会の集まりに三線を弾きに来て」「近くのスナックでいつでも店の中にポスター貼ってもいいと言われている」

 小さな子ども連れの母親が「私たちのような世代は選挙にあまり期待していない。給食費免除が打ち切られ、西宮市は何がしたいのかさっぱりわからない。誰に何を言っていいのかわからない」と発言。給食費は2か月で9000円、家計に直接響いている実態が示されたことを受け、課題としたいと事務局長が応えた。

 さらに、高齢者・福祉施設等でコロナ無料検査を継続させることを筆頭に、不登校問題、維新の公教育解体の動きや教員不足問題など多くの課題が出され、「今日のようなタウンミーティングをぜひ開催していきたい」とまとめた。

(平和と福祉のまち西宮をつくる会・加瀬秀雄)

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