2023年06月02日 1774号

【土屋のりこさん3期目当選/区民の期待さらに高まる】

 東京・足立区議選が5月21日、投開票され、無所属市民派の土屋のりこさんは前回を189票上回る3545票を得て3期目の当選を果たした。

 定数45に64人が立候補した激戦を振り返り、土屋さんは「前回は不特定多数に支持を訴える空中戦≠ェ中心だったが、今回はコツコツと地域を回り政策を広められた。選挙運動の転換点になった。8か月の子どもを抱える中、『土屋のりこをささえる会』をはじめ支援者の方がたには、対話活動やポスティング、電話かけ、街頭宣伝など大変お世話になった」と語った。

 支援者も喜びいっぱい。「人生で一番うれしい時になった。心臓の障がいを持っていて、生活で困ることが多い。すぐ相談に乗ってくれてアドバイスをくれるので心強い」「公選ハガキ、対話活動、電話かけなどの運動の成果が出た。とにかくうれしい」「区民のために一生懸命働いている人が報われた結果だ」

 これらの声は、「区民一人ひとりの声は届いているのか」と常に疑問を持ち、「働きかければ政治は動く」と困っている人の声を区政に届けてきた土屋さんへの区民の正当な評価だ。

 選挙戦最終日、地元中央本町で行ったマイク納めの際、支援者の応援メッセージで「平和と人権に取り組んでいる」「困っている人を無視せず、すぐに現場に駆けつける」との声が上がった。3期目も早急に区民の要望に応えていきたいという土屋さんは、まず何から取り組むのか。そう尋ねると、「選挙期間中、障がい者の方などからいろいろ相談を受けた。それをすぐに取り組みたい」。区民の期待は選挙期間中から高まっているという。

 世帯年収が23区で一番低い足立区。フードパントリーを通した食材提供活動への感謝も述べられた。ありがとう≠フ言葉が土屋さんの周囲にあふれている。この言葉に3期目も続けて報いていく。

 共産党、自民党の現職が議席を失ったが、日本維新の会は擁立した3人全員が当選した。土屋さんは「耳触りのいいスローガンにだまされてはいけないと思う。市民の暮らしのために本当に働く議員は誰なのかを示していきたい」と固い決意を述べた。

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