2023年06月09日 1775号

【力による平和は許さない/韓国・円仏教星州(ソンジュ)聖地守護非常対策委員会 カン・ヒョンウクさん】

 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は当選以来「力による平和」と言ってきた。その言葉は5月26日、韓米両軍の史上最大の火力撃滅訓練を起こした。南北の軍事境界線から30キロしか離れていない場所で行われた。すさまじい軍事的挑発だ。

 THAAD(サード)(高高度防衛ミサイル)配備によって住民が弾圧を受けている。違憲を訴えても裁判を開かない。レーダーの電磁波で健康被害が起きている。環境影響評価は重要項目の議論がされずに終了した。

 中国に対抗するためのTHAAD(サード)配備は韓国だけの問題ではない。韓米は「朝鮮半島有事」以外でも在韓米軍が派遣できるように話し合っている。「台湾有事」で在韓米軍が中国を攻撃したら、THAAD(サード)基地は攻撃対象になる。

 韓国の市民は諦めない。東アジアの市民たちの手で平和を守ろう。国際連帯は本当に大切だ。

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