2023年06月16日 1776号

【「台湾有事」を起こさせない!対話で平和を!/2023ZENKOスピーキングツアー】

 5月27日〜6月4日全国8都市で、沖縄など琉球弧(南西諸島)の闘いを発信したZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)スピーキングツアー集会には、オンラインを含め約900人が参加。ただ中の31日、朝鮮の衛星発射に、政府は沖縄県内にJアラートを鳴らし戦争の危機をかきたてる。対話を進め、この動きを止めなければ命は守れない。市民の連帯と闘いで平和を創りだそう。

軍拡の嵐に抗する宮古島の闘いと連帯/大阪

 6月4日、最終の大阪集会には200人が参加・視聴。会場に駆けつけた「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」共同代表・清水早子さんの講演を受け、各地域での沖縄連帯の取り組みなどの報告が応える。

 三上智恵監督の最新作『沖縄、再び戦場(いくさば)へ(仮)』スピンオフ作品の上映会を行った寝屋川市、茨木市、高槻市、吹田市のメンバーは、予想を超える多くの参加者に、戦争への危機感を持つ市民の関心の高さを実感。ZENKOユース参加団で沖縄を訪れ、5・21平和集会にも参加した若者は、沖縄の平和運動の広がりを紹介した。

 大阪カジノ反対運動を進めてきた大阪狭山市、枚方(ひらかた)市、大阪市からは、市議選当選報告や今後のカジノ闘争、大阪市との裁判勝利など、維新政治との対決が訴えられる。

 田中拓真ZENKO共同代表は「中国などの脅威をあおって『安保3文書』を閣議決定し、日米韓3か国が軍事連携を強化する中、意義の大きい集会となった。軍事緊張を止めるため、沖縄連帯、国際連帯の取り組みを7月29〜30日のZENKOin横須賀に束ねていこう」とツアーの成果をまとめ、行動提起した。

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