2023年06月23日 1777号

【辺野古新基地建設の断念を/オール沖縄が国会請願署名提出院内集会 55万9224筆を提出】

 オール沖縄会議が呼びかけていた「辺野古新基地建設の断念を求める国会請願署名」55万9224筆が6月13日、参院議員会館で立憲野党の国会議員に託された。翌14日、衆参両院議長に提出される。

 同署名実行委員会の稲嶺進・実行委員長(オール沖縄会議共同代表)は「これだけ集まったのは、辺野古新基地建設問題がわが国の民主主義と地方自治のあり方を問うきわめて基本的な問題であり、沖縄だけでなく全国の人びとが自分事(ごと)として取り組んでいただいたからだ」と謝意を表明し、「敵基地攻撃能力の保持、43兆円もの防衛予算など国の将来を左右する大事な案件が説明もないまま強行されている。われわれはこれらの不条理に抗(あらが)い、あらゆる運動を展開してきたが、司法にもことごとく裏切られ続けた。今回の請願は全国民の問題として国会の場で議論してほしいという強い願いが込められたもの」と述べた。

 高里鈴代・副実行委員長(同)は「毎週水曜日、辺野古ゲート前の指揮者を務めている。最近、防衛局の職員が攻撃的になり、“きちがい”などという暴言までも。遅れを取り戻したい防衛局の焦りの表れだ。最後の最後まで頑張ろう」とこぶしを突き上げた。

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