2023年06月30日 1778号

【オスプレイ騒音 PFAS汚染/市民が声を上げよう/東京 三多摩】

 18日の東京・三多摩集会では、基調報告に対し「ウクライナ反戦に触れられていない。中国やインド、ブラジル、南アフリカなどの停戦仲介の動きにもっと注目すべきではないか」と意見が出された。

 参加していた週刊MDS編集部員が、ウィーンで開かれた「ウクライナに平和を国際サミット」を紹介。「各国政府に任せるのではなく世界の普通の市民がつながってウクライナ戦争を終わらせよう。その運動がウクライナを口実に軍拡を叫ぶ日本の好戦勢力を抑え込む力になる」と話した。

 週刊MDS紙面に対しても「読んでいて同じ調子。基本路線はあると思うが、それと違う人たちの言い分も掲載してもらえれば」と注文が寄せられた。

 3月に子ども食堂を立ち上げたという女性は「学校に来れない子どもたちは何を食べ、何を栄養源にしているのかと考えたら居ても立ってもいられず、日野市の地区センターを借りて動き出した。スタッフの確保が課題。朝食も提供できるといいなと思う」と語る。

 横田基地公害訴訟原告団の塚本秀男さんは「戦闘機やオスプレイの騒音がひどく、新たに多くの市民が原告に加わってくださった」と報告。日野市議の有賀精一さんは多摩地域でも懸念が広がるPFAS(有機フッ素化合物)汚染について「“令和のミナマタ”とも言われる大きな問題。日野市にも取水を止めた井戸がある。市民が声を上げ、行政に徹底した調査を求めよう」と呼びかけた。

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