2023年06月30日 1778号

【岸田軍拡と闘う/各地でMDS集会】

 MDS(民主主義的社会主義運動)集会が6月11、17、18日、全国13会場で開かれた。前号に続き、地域での論議を紹介する。(6面に関連記事)

分厚い市民と野党の共闘は地域運動から 東京北部

 18日、東京北部集会が開催され、「選挙活動や平和運動の身近な地域からの展開」の重要性を確認し、様々な問題を議論した。

 4月の北区長選と5月足立区長選について、「政党の下請けではなく、市民運動の中からの候補擁立」は、市民が前面にでる選挙活動につながった。「こんな楽しい選挙活動は初めて経験した」「市民が政治参加できることを示せた」などの感想が多数寄せられたとの報告があった。市民団体、市民の連携と共同の合言葉は、相互リスペクトに基づく信頼形成≠ニ結論づけた。

 区議会傍聴などを通して、地域の課題に向き合っていく運動を進める。

 平和運動の報告では、「台湾有事を理由にした戦争準備の強化及び防衛費調達のための増税の反対等を求める意見書」を国に提出するよう練馬区に陳情。「自衛隊練馬駐屯地がある。緑豊かな練馬区を戦場にはさせない運動を、地域の仲間と取り組んでいきたい」と決意が述べられた。さらに他の自治体にも「軍事3文書の撤回」を求める自治体意見書運動を広めていく。太平洋戦争先の大戦で地上戦がどこであったかを知らない若者もいる。まずは歴史教育から」と深刻な現実がある一方、「社会のビジョンを示せない大人も悪い」「若者の発言を尊重しよう」など年配世代の姿勢を問う意見も。

 若い世代とともに市民の連帯を深めていこう。

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