2023年07月07日 1779号

【各地でMDS集会 岸田政権の生活・労働破壊許さず 地域から闘う/東京南部】

 18日の東京南部集会では、基調報告後の質疑応答で「マイナンバーカードの不具合が問題になっているが、どう取り組めばいいか」と投げかけがあった。政府は来年10月保険証廃止と言うが、現在の保険証で何の問題もない。区議会に、マイナンバーカードの廃止、現行保険証の継続使用という趣旨の意見書を国に出すよう求める請願を行っていく提案がされた。

 また、労働現場で起こっている問題のレポートがあった。「氷河期世代で、ずっと非正規・派遣労働で働いてきた。盛んにリスキリングが言われるが、非正規で働いていると賃金も上がらないし、スキルを上げる仕事もなく、機会もない。建前は労使で決めていくと言うが、使用者側の力が強い。労働組合が果たす役割は大きい。首都圏なかまユニオンで頑張りたい」と決意が語られた。

 これを受け、大田区の参加者は「たすけあいひろば≠行っている。今回で8回目になる。100人分の支援物資を用意した。少しずつだが、シングルマザー、病気の人、高齢者などと関係が作れてきている。国・行政にこうした人の声が届けられるようにしていきたい」と発言した。

 岸田政権が進める軍拡が社会保障・生活・労働を破壊している現状に対し、地域から声を上げつながって政治を変えていく意義を確認する集会になった。

(MDS東京南部・茅根潤一)

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