2023年07月21日 1781号

【2023ZENKOin横須賀へ/国際連帯で東アジア平和の展望を ZENKOが米DSA青年組織と連帯 辺野古反基地―ZHAPのオンライン報告に反響】

 7月3日、DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)国際委員会内の青年リーダーシップ委員会(YLC)が主催したオンライン集会に、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)としてZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)の報告を行いました。

 これはDSAの青年組織であるYDSA(アメリカ青年民主主義的社会主義者)向けのイベントで、今年は2回行われます。テーマの一つは「キューバ」で、もう一つが「沖縄・辺野古」です。これまでZHAP運動により、2週に1回の国際会議とオンライン集会、連帯メッセージなど関係を重ねてきました。そのことで、DSA国際委員会の中でZHAP運動が重要なテーマとなっていることを改めて実感しました。

米大学生から真剣な質問

 当日は米国の大学生など30人ほどが参加しました。報告ではなぜ沖縄の人々が基地建設に反対しているのか理解し、共感してもらえるよう意識しました。アメリカから沖縄・辺野古の位置を説明し、沖縄戦の歴史、1995年の米兵による少女暴行事件、辺野古新基地建設反対の闘いを紹介。ZHAPキャンペーンで米国の議員に対して働きかけていることを説明しました。

 参加メンバーから「地元がこれだけ反対しているのに政府はどうやって強行しているのか」「基地建設阻止の活動はどのように、何人くらいで行われているのか」「若者の参加状況は」などの質問がありました。米国の大学生が沖縄の問題を真剣に受け止め、関心を持ってもらえたとうれしくなりました。今後、参加者が国際会議に参加し、ZHAPキャンペーンを広げてもらえるとさらにうれしいです。

DSAが来日、訪沖も

 2023ZENKOin横須賀には、DSA国際委員会でZHAPキャンペーンを中心的に担っているジェラルド・ダルボンさんが参加します。ZENKO前の7月26〜27日には沖縄に行き、辺野古現地を訪問するとともに、ZHAP第二次署名の記者会見を予定し、玉城デニー知事との面談も調整しています。

 また28日ワンデーアクションでは横須賀の米軍・自衛隊基地のFWにも参加します。実際に沖縄や横須賀の現地を見て、体感することで、さらにZHAPキャンペーンを米国内で広げることができるのではないかと期待しています。

 横須賀会場には、沖縄・平和市民連絡会の上間芳子さん、韓国・対案文化連帯ユ・ミヒさん、ビョン・ヒョンジュさんをはじめ国内外のゲストが来場します。国際連帯の力で沖縄・辺野古新基地建設を阻止し、琉球弧のミサイル基地建設、全国そして韓国の基地機能強化に反対し、東アジアの平和の展望を切り拓く2023ZENKOin横須賀にぜひ参加してください。

(ZENKO共同代表・田中拓真)







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