2023年07月28日 1782号

【新しい団員とエイサー&新作プレ公演/若者が率先して進行 宣伝も/「月桃の花」歌舞団】

 6月18日(日)に大阪・中之島公園にて歌舞団まつりを開催しました。約200名のお客さんが私たちのエイサーと新作のプレ公演を観に来られました。

 まつりに向け、エイサー活動では、月2回豊中市の千里中央でストリートライブを行い、チラシ配りで団員募集や歌舞団まつりがあることを伝えました。人見知りでお客さんとコミュニケーションを取ることが苦手だった団員が、勇気を振り絞りお客さんと積極的に対話する姿が見られました。

 そして、その方が当日、歌舞団まつりを観に来られていました! 今回のストリートライブは若者が率先して進行、宣伝し、一人ひとりが成長していきました。

みんなで創りあげる

 ミュージカル活動では、若者も脚本作りに携わり、関東歌舞団とオンライン会議を積み重ねて、一から新作ミュージカル『私はここだ! Hope is in ourselves』を創ってきました。沖縄戦と若者の生きづらさを重ね希望を発信するミュージカルです。ミュージカルを皆で創り上げていく過程を実際に体験し、大変な部分もありますが、若者が意見を言い合える環境に少しずつなっていきました!

 今回、キャストは10代、20代の演技初心者が多く、自分の殻を破れずに緊張して声を出せなかったり、大きい動作がギリギリまで出来なかった人もいました。前日までミュージカル練習をし、家に帰っても練習している団員もいました。セリフや歌詞を覚えるのに必死でしたが、何とかまつり本番までに覚え、お客さんに笑いを届けられる演技が出来たと感じています。

 ストリートライブ以外にも、SNSを活用し歌舞団まつりの宣伝をしてくれた人もいました。友人にも宣伝し、当日友人3人が歌舞団まつりを観に来てくれました。20代の若者で一緒にエイサー体験やダンス体験をし、「歌舞団入ったら楽しそう」と言ってもらえてうれしかったです。

 次は、第2回のプレ公演に向けて本格的に練習が始まります。皆のモチベーションを保ちつつ楽しく練習出来るよう、そして新人さんも苦にならないような雰囲気作りを継続して行っていきます。

(大阪・「月桃の花」歌舞団 谷上瑠洋〈るみ〉)



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