2023年07月28日 1782号

【まだまだカジノは止められる/大阪・枚方の会が講演会】

 カジノ「認定取り消し」を求める運動を強化しようと、夢洲カジノを止めるひらかたの会主催で7月16日、2人の講師を招いて講演会を開催しました。

 講師の桜田照雄さん(阪南大学教授)は、「認定」の問題点を丁寧に解説。「政府は夢洲カジノを『認定』したが、『要求基準』への適合性をどう判断したか、国交大臣は明らかにしていない。まだまだ夢洲カジノは止められる」

 家族がギャンブル依存症になった貧困問題ジャーナリスト山口美和子さんは、ご自身の壮絶な体験を交え、「ギャンブル依存症は人格を破壊する。その対策は保護室への隔離で、社会に迷惑をかけないとの対処でしかなく、人権などない。真のギャンブル依存症対策は、ギャンブルを排除し依存症を生み出さないことだ」と、説得力あるお話をしていただきました。

 参加者約60人。その多くは昨年、住民投票条例制定を求める署名を一緒に取り組んだ人たちで、枚方市外からも多くの参加がありました。「非常にでたらめな、穴だらけの計画だということがよくわかり、まだまだつぶせるという手応えを感じた」との感想もありました。

 まだまだカジノは止められると力が沸いてくる講演会になりました。今後も学習を積みあげ、運動の正当性に確信を持ち、あらゆる運動とつながって、カジノを止めるために頑張ります。

(夢洲カジノを止めるひらかたの会・松昌子)

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