2023年07月28日 1782号

【学校給食―教育無償化は 市政を変える運動 横浜・鶴見区】

 7月9日、中村文夫先生(教育行財政研究所主宰)を講師に招いて「学校給食無償化から教育無償化をめざす集い」を行いました。

 当日は、お子さん含め私たちの会の催しに初めて参加する方が5名。講演を受けてのグループ討議では、当事者であるお母さんたちの「給食が無償になったら、その分のお金を違うことに回すことができる。大変助かります」との意見を聞くこともできました。

 私は、東京都大田区の小学校で非常勤講師をしていますが、大田区は今年6月から期間限定ではあれ給食は無償となりました。中学校の全員給食もない横浜市は遅れていると思います。これは市政の問題です。

 講演でも「東京都と川一つ隔てた横浜市では給食にお金がかかるのはおかしい」。子どもであれば誰でも教育を受ける権利があり、無償があたりまえ、とグループ討議でも話されました。

 私の教員経験でも、給食費を払うことができない家庭は何軒かありました。子どもに貧困の責任はありません。「まずは、給食の無償化を、その先に質のよい給食を」という先生の言葉になるほどと思いました。

 給食無償化を求める運動は、当事者の父親母親をはじめ多くの市民に広げ市政を変えていくことができる運動だと思います。

 中村先生の「遅れたところが最先端へいくことがある」の言葉に希望を持ち、給食無償化を求めて市に働きかけていこうと思います。

(平和と民主主義をともにつくる会・かながわ 神子幸恵)

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